TOEICテストと言えば、TOEIC Listening & Reading Testですが、実は5つのテストがあります。ここではそれらの概要とTipsを紹介します。

TOEICは合否ではなく、点数で結果が返ってきますので、現時点でのあなたの実力を測定するのにも良いテストですし、目標とのギャップを知るのにも良いツールだと思います。

TOEIC 概要

TOEICは、世界約160カ国で実施されている世界共通テストで、下記2つのテストブランドがあります。

  1. TOEIC Tests
  2. TOEIC Bridge Tests

”TOEIC Tests”は、日常生活やグローバルビジネスにおける活きた英語の力を測定するテストで、一方、”TOEIC Bridge Tests”は、英語学習初級者から中級者を対象とした、日常生活における活きた英語の力を測定するテストになります。

また、2つのテストブランドには、下記のようにそれぞれ3つと2つ、計5つのテストが用意されています。テスト結果はいずれも合格・不合格ではなく、スコア(点数)での評価になります。従って、3ヶ月後に+50点とか、5ヶ月後に+100点とか、半年後に+150点とか、目標を細かく刻むことができ、英語学習のモチベーション維持に役立ちます。

  1. TOEIC Tests
    1. TOEIC Listening & Reading Test
    2. TOEIC Speaking & Writing Tests
    3. TOEIC Speaking Test
  1. TOEIC Bridge Tests
    1. TOEIC Bridge Listening & Reading Tests
    2. TOEIC Bridge Speaking & Writing Tests

1-1. TOEIC Listening & Reading Test

TOEICと言えば普通は、英語で聞く・読む力を測定するTOEIC L&R テスト、つまり、このTOEIC Listening & Reading Testを指します。申込みは下記公式サイトから行えます。テストは年10回実施されると公式に記載されていますが、地域によりますので、まずは下記から受験地別のテスト日程を確認することをお勧めします。
【公式】テスト日程・申込|TOEIC Listening & Reading Test

  • リスニング約45分間とリーディング75分間の、マークシート方式のテスト
  • スコアは10~990点の5点刻みでの評価
  • 受験料は6,490円(10%消費税込)
とりあえず受けるのはコレ

最も普及しており、TOEICと言えばこのテストです。

1-2. TOEIC Speaking & Writing Tests

英語で話す・書く能力を直接測るテストです。申込みは下記公式サイトから行えます。テストは年24回実施されると公式に記載されていますが、地域によりますし、開催地域も限定的ですので、まずは下記から受験地別のテスト日程を確認することをお勧めします。
【公式】テスト日程・申込|TOEIC Speaking & Writing Tests

  • スピーキング約20分間とライティング約60分間の、パソコンとヘッドセットを使用するテスト
  • スコアは各0~200点の10点刻みでの評価
  • 受験料は10,450円(10%消費税込)

1-3. TOEIC Speaking Test

英語で話す能力を直接測るテストです。申込みは下記公式サイトから行えます。テストは年48回実施されると公式に記載されていますが、地域によりますし、さらに開催地域が限定されますので、まずは下記から受験地別のテスト日程を確認することをお勧めします。
【公式】テスト日程・申込|TOEIC Speaking Test

  • スピーキング約20分間の、パソコンとヘッドセットを使用するテスト
  • スコアは0~200点の10点刻みでの評価
  • 受験料は6,930円(10%消費税込)

2-1. TOEIC Bridge Listening & Reading Tests

英語で聞く・読む能力を測定するテストです。申込みは下記公式サイトから行えます。テストは年4回、全国13都市(札幌・宮城・埼玉・千葉・東京・神奈川・愛知・京都・大阪・兵庫・岡山・広島・福岡)で開催されます。まずは下記からテスト日程を確認しましょう。
【公式】テスト日程・申込|TOEIC Bridge Listening & Reading Tests

  • リスニング約25分間とリーディング35分間の、マークシート方式のテスト
  • スコアは30~100点の1点刻みでの評価
  • 受験料は4,950円(10%消費税込)

2-2. TOEIC Bridge Speaking & Writing Tests

英語で話す・書く能力”を測定するテストです。申込みは下記公式サイトから行えます。テストは年8回、全国3受験地(東京、愛知、大阪)で開催されます。まずは下記からテスト日程を確認しましょう。
【公式】テスト日程・申込|TOEIC Bridge Speaking & Writing Tests

  • スピーキング約15分間とライティング約37分間の、パソコンとヘッドセットを使用するテスト
  • スコアは30~100点の1点刻みでの評価
  • 受験料は9,350円(10%消費税込)

TOEIC Tips

マークシートへのマーキングが捗るシャーペン

TOEICのListening & Readingテストは、とにかく時間が足りません。サクサク進めないと、時間切れでReading問題の最後まで辿り着きません。そんな時、マークシートを尖った鉛筆や、芯の細いシャーペンで丁寧に塗り潰している暇などありませんので、下記のシャーペンを強くお薦めします。消しゴムと替芯が付いて300円程度と、受験料に比べたら全然安いですし、TOEICはもう受けないとなれば、友達にでも譲ってあげましょう。

1問でも多く塗り潰す!

終了間際に解けなかった問題を適当に塗り潰していくのにも最適です(笑)

証明写真を安く手軽に準備する方法

試験日の約2週間前に受験票が届きます(ちなみに、届いた受験票で初めて試験会場が判明します)。この受験票には、以下の規定の証明写真を貼付しなければなりません。

TOEIC証明写真

※公式より引用

  • サイズ:縦4cm×横3cm
  • 6ヶ月以内に撮影
  • フチなし
  • 正面を向いた本人の顔がはっきり確認できる(顔に影がないもの)
  • 本人のみが写っている
  • 上半身無帽で、頭部全体が写っている
  • 人物の後ろは何も写っておらず白または薄い色

こういった証明写真を、スタジオで撮影すると1,000円~1,600円程度、証明写真機だと300円~800円程度の費用がかかります(300円の証明写真機を探すのは難しいかも)。白または薄い背景を準備するのが難しい!そんな場所無い!という方は証明写真機をお勧めしますが、もっと安く手軽に準備する方法があります。

方法1:履歴書カメラアプリで撮影、かんたんnetprintで印刷

例えば”履歴書カメラ”というアプリを使えば、証明写真を自分のスマホで撮影し、コンビニで写真印刷するところまで完結します(途中でセブンイレブンで印刷するための”かんたんnetprint”というアプリをインストールする工程あり)。費用は驚愕の30円!!


Google Play で手に入れよう

方法2:ピクチャンを使ってスマホで撮影、コンビニ印刷

方法1と似た流れですが、ピクチャンというアプリを使う方法もあります。こちらでの費用は200円です。


Google Play で手に入れよう

リピート受験割引制度(10%割引)

TOEICのListening & Readingテストは、2020年4月から、”1年後の同月から3ヵ月間に実施する公開テストのうち1回が割引対象”に改定されました。以前は、”1年後の同月に実施する公開テストが割引対象”でしたので、割引受験期間に幅が出来た感じですね。1年に1回受けるぞ!という方は是非ご利用下さい。

注意1

上記公式サイトから受験申込みをした場合が対象です。学校や職場で受験するような場合は適用されません。

注意2

2020年3月までの受験に対しては、改定前の制度が適用されますので、割引受験期間に幅はありません。